「タロットカード」と聞くと、“占いに使うちょっと怖い絵の描かれたカード”というように想像される方が多いでしょうか。男性の方ですと、「タロット」という言葉自体、聞いたことがない、あるいは言葉は知っていても、どんなものか見たことはないという人がほとんどではないかと思います。
タロットいうものを簡単にご説明いたしますと、構成的には22枚の「大アルカナ」と呼ばれるカードと、56枚の「小アルカナ」と呼ばれるカードを合わせた78枚を一組とし、主として西洋で発展してきたカードのことを言います。その起源や作られた目的については諸説あり、特定できていないのが現状です。今では、「占い」の際に使用されるもっともポピュラーなカードとして、広く世界に普及しています。その種類や形も多数存在しており、今後もオリジナルなものや元のものを修正されたものなどが、数々生み出されていくものと予想されます。
数あるタロットカードのうち、最も伝統的なタロットとして、17世紀から19世紀にかけてヨーロッパ中に流布したのが「マルセイユ・タロット」です。そのマルセイユ・タロットの図像の中には、古代の智慧に基づくある重大な西洋の奥深い伝統が隠されてきたといわれています。その秘密とは、
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カモワンタロットは、象徴体系でできています。ここではその詳細にはふれませんが、簡単にいいますと、人間が誰しも普遍的に抱いている元型的なシンボルが、カモワンタロットの中には描かれているということです。それは論理的な思考でとらえるものではなく、イメージや図像といった「シンボル・象徴」で、直観として把握していくものです。そのため、時代や地域・性別・年齢なども超越していると言えます。
人間の深い部分での心理には、左脳的・論理的に考えてみても表面上に浮かびあがらせることのできないものがあります。たとえば「不安」という感情は、どのような感じなのか、口で説明しようとしてもその人の「不安な気持ち」を他人にはうまく理解してもらえることは難しいものです。 しかしここで「象徴」を使えば、ある一定の範囲で、瞬時にして理解が可能となることもあります。
カモワンタロットを使用した場合で見てみましょう。仮に、タロットカードの、ある特定部分の図柄を相談者が指し示し、「これがとても気になるのです」と語ったとします。それはその象徴が相談者の特定の心の部分にひっかかったからなのですが、相談者自身には、その気になる理由や気持ちは明確ではない場合が多いでしょう。ですが、その「象徴の意味」を知らされているアドバイザーにとっては、相談者の「気になる部分」が、その「象徴」を通して汎用的に理解できることになります。そうした隠された心の部分にリンクさせる働きがカモワンタロットにはあり、その働きの作用の中心となるものが象徴体系であると語れるでしょう。
カモワンタロットは古えの理論に基づく厳密な幾何学的構造とシンボル・象徴群で構成されており、これがために、人の意識に論理思考を超えた直観的把握がもたらされるようにできているのです。